【伊豆番匠公募展 2017】に出展します。

静岡県、西伊豆の松崎町というところで2017年11月3日~12日まで開催される、

【2017 伊豆番匠公募展 「収納の形展 しまう、飾る、収まりのカタチ」】に出展します。

 

知人からのお誘いで出展することになりました。

収納できる家具がテーマということで熟考(数分)の末、奇天烈なものが出来上がりました。

 

公募展のテーマ「収納の形」のみを考えて制作すると普通の棚になりそうでしたので、

勝手にサブテーマを設け、そこからデザインを検討していきました。

サブテーマは「これ、一休さん、収納できる容積以上のものを棚の中に収納してみなさい。」です。

熟考(数分)を開始しました。

 

結果。外観です。

全面マットブラック、取っ手の周辺のみ円を形取った未塗装部分があります。

木材で制作している感を一目で感じ取れるよう下地の木目が露出、花札の「芒(ススキ)に月」をヒントに、闇夜に月光をイメージしたデザインになっています。

取っ手は雰囲気を壊してしまわないよう、シンプルでマットでブラックなアイアン製です。

 

正面からではわかりませんが、上から見ると台形になっていて奥に行くほど幅が狭くなっているのがわかります。末広がりです。

これにはれっきとした理由があるので後述します。

 

扉を開くと龍の絵が現れます。

はじめに書いた「これ、一休さん、収納できる容積以上のものを棚の中に収納してみなさい」の回答、

「概念・世界・抽象的なもの」を収納すれば容積以上のものが入るね、和尚さん。

ということでなにか絵を描く(絵を収納する)という結論に至りました。

物は収納できませんが(やろうと思えばできますが)イマジネーションという無限の世界が収まっています。

 

絵は棚の内部を構成する5枚の板(背板・天底・左右側板)全ての面で繋がっています。

台形にしたのはこのためで、絵をより平面的に見せるための工夫です。

ここは屏風絵を参考にしました。

ちなみに作品のタイトルは「三曲一隻」。(屏風の数は、構成する枚数を◯曲とし「◯曲一隻」と表します。)

でも応募時(制作開始前)につけたタイトルなので割とテキトーです。

 

上も雲が繋がっています。

雲は金色なので、光の当たり方によってはコンジキに輝きます。

外観と同じく、内側も龍の部分のみ無塗装部分を残し、木目がちらっと見えるように。

屏風絵などを参考にしていますが、この辺はとても現代的な手法で制作してあります。

 

龍はもっと描きこみたい気持ちもありましたが、あえてべったりした絵に。

雲が竜の奥にくる部分、手前にくる部分を作り、ここで奥行きや立体感を表現しています。

展示は11月3日から12日までの10日間、

静岡県賀茂郡松崎町、旧依田邸という指定有形文化財の古民家での開催です。

とても良い雰囲気ですのでお近くの方も非常に遠い方もぜひ。

 

【旧依田邸】

静岡県賀茂郡松崎町大沢153

旧依田邸


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