キッチンカウンターと棚
- 2015.06.02
- 家具・雑貨など制作物
一人で運べないような大きくて重さのある家具は完成し次第、工房へ引っ越し便に取りに来てもらっています。
制作したものを参考例としてたくさんブログ・ホームページに載せたくてしょうがないのですが、
工房で撮影すると背景がごちゃごちゃしていていい感じの写真を撮ることができず、なかなかそれができません。
今回、キッチンカウンターとその上に取り付ける棚を制作させていただいたのですが、
設置後のお写真を送ってくださいました。ありがたいです。(K様ありがとうございます!)
画像左下がキッチンキャビネット、左上が棚です。
リノベーションされたとのことで、すごくいい感じの雰囲気です。
キャビネットは天板と引き出し、そして扉にウォルナットの無垢材を使用しました。
近くで見ないとよく分からないレベルですが、
ウォルナットは表面の処理をつるつるではなく、少し粗いところでとどめています。
木!って感じです。
透明のオイルで仕上げているので、深い茶色はほぼ元々の色です。
その他の部分にはパイン材を使用し、オイルを調色してウォルナットに近い色味で仕上げています。
引き出しの内部はヒノキを使っているので、開けた時にふんわりと良い香りが。
ヒノキは防虫、抗菌効果があり、カビなども生えにくいのでキッチンには良い素材かなと思います。
そしてその良い香りを嗅ぐことで、
フィトンチッドというリラクゼーション成分まで体内に取り入れることが(多分)でき、
よりおいしい料理が作れるのではないかというさりげない目論見です。
上にある棚もキャビネットとおそろいのウォルナットで制作し、
マスの仕切りはキャビネットの引き出し部分と同じ間隔で区切られています。
上の写真で少し見えている金具は棚のサイズに合わせて制作。
棚本体を取り付けた後、フタをかぶせれば金具類が全く見えないようになっています。
キッチンキャビネット右下の空間にはゴミ箱がぴったりと収まっています。
ダークな色の床のタイルといい、天井のメタルな配管といい、雰囲気がかっこいいです!
ゴミ箱の色まで。
インテリア雑誌を見ているようです。
経年で味が出てくるとさらにいい感じになりそうで楽しみです。
(見守ることはできませんが。)
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