OSBの家具 その1

OSBの家具 その1

 

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OSBで制作したカップボード。

目的をコレクションのディスプレイのみに絞ったオーダーカップボードです。

 


OSBというのは「Oriented Strand Board(オリエンテッド・ストランド・ボード)」の略で、

本来は住宅の構造などに使う下地材です。

 

削った木を貼り合わせてプレスした感じのかなりランダムな模様が特長です。

最近ではこのランダム感を魅せる形でうまいこと使い、家具や壁にも使われることがあります。

 

今回はこのOSBの表面を磨いてつるつるにしたものを使用しました。

磨くとモザイク模様っぽくなり、かなりきれいでいい感じです。

美しさすら感じられました。

(そのままだとザラザラで、なおかつ相当目立つ印字がされています。)


 

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壁に張り付くようにそびえ立つ巨塔。

写真を見てお気付きの方もいると思います。この奥行きの薄さに。

 

これはファイヤーキングのマグカップコレクションをぴったりディスプレイするための薄さなのです。

マグカップが70個収まります。

置いただけでは地震などで倒れてきますので、天板部分と壁を金具で固定しています。

 

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扉は上下2枚の開き戸で、取っ手や蝶番などの金具は見えない様に隠しました。

このすっきり感がディスプレイを際立たせてくれるのです。(と思っています。)

下の扉はめいっぱい床面ギリギリの所まで。

 

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OSBとガラス以外はなーんにも見えません。

 

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実際にファイヤーキングを並べるとこうなります。

アメリカのマグカップだからなのか、OSBの素材感がとてつもなくマッチしています。

輸送用のケース、的な印象でしょうか。

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コレクションが一種類に絞られていることも助長して、かなりの壮観です。

お届けした日のうちにお客様がディスプレイした写真を送ってくださいました。

K様、ありがとうございました!

 

ちなみに、


 

ファイヤーキング(Fire-King)とは?

アメリカ合衆国オハイオ州ランカスターに本社のあるガラス製造メーカー、アンカーホッキング社 (Anchor Hocking) が製造していた耐熱ガラスを使用した商品のブランドの1つである。ファイヤーキングのロゴを使用した商品は1940年に製造が開始され1976年に終了している。なお、アンカーホッキング社は現在もガラス容器メーカーとして存在している。

類似した耐熱ガラスのブランドとして、コーニング社のパイレックス(PYREX)が有名である。

現在は、2011年より『ファイヤーキングジャパン社』を設立し、日本を中心に製造、販売を行っている。

Wikipediaより引用


 

おそらく、OSBを使った家具はかなり珍しいのではないかと思います。

というか商品として店頭に並んでいることはまずないのでは?と思います。

オーダーならではかも知れません。

 

 

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