散歩

散歩

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写真は長崎へ行ったときに撮影したものです。3人の中学生がそろって挨拶をしてくれて微笑ましかったので撮りました。

旅先など、日常から離れた場所で歩いたり電車に揺られたりしていると、いつもは視界に入らないようなものが目に飛び込んできます。

人によるのでしょうが、僕の場合は古い建物や錆びた看板、田んぼの脇に生えてる雑草、落ちてる石ころに至るまで。

近代的なものには特に感じ入るものはないのですが、日本の原風景、どこか懐かしさを感じるようなものが次から次へと目に飛び込んできます。

これは一体なんなんだろうと考えるのですがよくわかりません。『ここには二度と来れないかもしれない』という気持ちで見ているからなのかもしれないですね。

後々振り返ってみるとかなり細部まで記憶を引き出すことができて驚くことがあります。

なぜか急にこの感覚を味わいたくなり、全く知らない土地に来ているつもりで近所の神社などを歩いてみました。

すると同じように懐かしさというか物に対する愛おしさを感じます。

今まで誰にも見向きもされなかったであろう一粒の石ころが、一定の場所に鎮座しているその姿に。
物と対話をしているような感覚に陥ります。

こんなことを考える人はあまりいないとは思いますが、八百万の神が宿る国、これはひょっとしたら日本人特有の感情なのかも知れません。

昭和天皇の有名な言葉『雑草という草はない』に通ずるものがある?のではないでしょうか。あいにく僕は庭の除草をしますので自分の口から言うことはできませんが。。(焦)

副産物として時間の大切さも感じることができますし、思いもよらない俯瞰した視点で物事を見る練習にもなる気がします。

ぶらぶら歩くのって本当にいいことばかりでおすすめです。

それが散歩の極意なのでしょうね。

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