職人さん探し
- 2014.05.22
- 日記
リアル店舗のオープンも今年あたりを目標に検討しています。
ネットショップで成功したから実店舗出しちゃうよ!的なのことではなく、
実店舗でないと出来ないことがあるから、そういう感じです。
それに向けて先週地方新聞の小さい求人欄にこのような記事を掲載しました。
『設計済みの家具を制作していただける方を募集。
ある程度のスキル、道具がある方なら個人、自営問いません。』
正直、全く期待していなかったのですが予想以上に電話が鳴ってびっくりです。
結構見てるんですね。
なんだかんだで発行日から2、3日で10本くらいの電話があり、
その中から直接話を聞きたいという方が約半分。今週1週間で6名の方と面接です。
すでに4名の面接を行い、自分より20も30も年齢が上の方々で少々気が引けましたが、やはり流石に年の功。
抜群の安定感で早々に打ち解け合うことができます。
お話しした方々は、リタイヤしたけど体がなまっちゃってねえ!新しいことをやりたいんだよねえ!
という方々で、バイタリティすごすぎです。
パワーをもらえました。
なんで木工所とかプロの大工に頼まないで一般人とか募集してるの?
と不思議がる方も中にはいましたが、そこにはこのような理由があります。
まずはコスト。
プロに頼むと今の金額で販売することが出来なくなります。
コンセプトからずれてしまうのでこれはアウト。
コストを考えるなら中国で作れよ、という声が聞こえてきそうですがそんなものは眼中にありません。
1から10まで日本で始まり日本で完結させたい。
日本はものづくりにおいて世界屈指の技術と丁寧さを持っています。
そしてその意識も隅々まで浸透している。外国に頼むなんてもったいないですからね。
利益だけを考えてればアジア諸国に行っちゃうんでしょうけど。
次に、ほんのり社会貢献。ほんのり。
どうせなら仕事、お金に困っている人に頼みたいと思ったからです。
スキルや能力がありながら、それをお金に変える手段がない人がたくさんいると思います。
仕事のマッチングサービスや資金集めのクラウドファンディングなど、インターネットを使えば限りなくチャンスはあるのでしょうが、パソコンが出来ない人にとってはそんなもの知る由もない。
現に応募の電話をかけてきてくれた方々はパソコンがないから新聞の求人欄を見るわけで。
アナログなんで。とおっしゃってました。
そんな人たちにものづくりとはなんたるかを見せつけてもらえればと思っています。
見せつけて若い人に、おっ?と思わせる。
これがどんどん広がれば、日本の明るい未来が待っていると思いませんか?(笑)
*写真は近江八幡のある豪商の家にかけてあるのれんです。これを見たとき良い意味でぞくぞくでした。素敵です。
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